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『ひろしま』上映後、観客にインタビューしました

2025年8月22日(金)、関川秀雄監督作品『ひろしま』(1953年製作)の上映が行われました。


映画『ひろしま』(1953年、関川秀雄監督)は、被爆直後の広島を描いた作品です。白血病で倒れる女子生徒をきっかけに、原爆投下の日へと回想が展開。登校中の子どもや勤労動員の女学生、市民が一瞬にして地獄に巻き込まれる様を、実際の被爆者や市民約9万人をエキストラに起用して再現しました。戦後の広島は医療も崩壊し、多くが親を失い、浮浪児は頭蓋骨を「原爆の記念品」として売ろうとするまで荒廃します。瓦礫の中から復興が始まり、白衣の人々が原爆ドームへ祈りを捧げるシーンで幕を閉じ、平和への強い訴えを表現した作品です。


上映が終わり、観客の方々に感想等についてインタビューさせていただきました。

京都からお見えの方は「原爆の悲惨さがよく分かりました。戦争は絶対に起こしてはいけないとあらためて思いました」と語りました。

また、静岡から来られて偶然この上映に参加された方は「幼い頃に『はだしのげん』を読み、ものすごい衝撃を受け、それ依頼40年あまり、毎年8月はうつのような状態になってしまっていました。今回、原爆に向き合おうと広島にやってきたのですが、偶然この映画を観てとても良かったです。これからは前を向いていけそうです」と言っていただき、このイベントの意義をあらためて再確認しました。

 
 
 

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